英語が大変なことになっています!

何も対策をしないと必ず落ちこぼれます!

A. 中学英語で習う分量が大幅に増えました

2021年度から英語の教科書が大幅に改定されました。

例えば、さいたま市の公立中学校が使用しているSunshineでは、第1章(PROGRAM1)において、be動詞の複数の用法(私は~です、私は~出身です)、疑問詞whereの用法、一般動詞とto不定詞の混合(want to),および前置詞like(~のような)が登場します。(小学校ではlike=好む としか習っていないのではなはだ混乱します!)これだけで中学1年生はなにがなんだかわけがわからなくなります。たった1日で英語が嫌になります。

第2章(PROGRAM2)においては、一般動詞の肯定文、疑問文、否定文が登場します。かつ疑問副詞whenが一般動詞の疑問文とともに登場します。さらに動詞likeが「好む」の意味で登場します。第1章で「~のような」という意味で使用されていたので、生徒はまたまた混乱します。さらに命令文look at も登場します。第3章(PROGRAM3)では助動詞can の使用、すなわち肯定文、疑問文、否定文が全て登場します。また勧誘のLet’sも登場します。第4章(PROGRAM4)においてはThis is ,That is  の構文とWhoの使用、第5章(PROGRAM5)では一般動詞の3人称単数形の肯定文、否定文、疑問文等がでてきます。

すなわち、これまでの教科書と比較すると、新しく習う量が非常に多いのです。

しかも第1章(PROGRAM1)から疑問詞 where がでてきます。しかも where の主たる用法は疑問副詞ですが、ここでは疑問代名詞として使われています。

第2章(PROGRAM2)から疑問詞 when がでてきますが、今度は疑問副詞として使われています。

第3章(PROGRAM3)から疑問詞 what がでてきますが、またまた疑問代名詞として使われています。

疑問詞には、いつ(when)、どこで(where)、誰が(who)、何を(what)、どうした(how) がありますが、これら全てが中学1年生で登場するのです。

さらに疑問詞whoの所有格であるwhoseも登場します。

それだけではありません。

小学校で習った英単語約600語を覚えているものとして授業が進行する可能性があり、生徒に大変な負担がかかっております。

特別な対策なく、中学へ入学した生徒たちの間で大量の脱落者(落ちこぼれ)が発生しております。

B. 中学入学までに以下の対策をたててください

①アルファベットを完璧に覚えてかつ書けるようにしてください。

あまりにも当然のことですが、アルファベットは26語全て確実に覚えて、確実に書けるようにしておいてください。

アルファベットを歌で覚えるサイトへリンクを貼っておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=75p-N9YKqNo
https://www.youtube.com/watch?v=ezmsrB59mj8

上のサイトは両方とも音楽を聴きながらアルファベットを覚えることができます。特に小文字を意識して覚えてください。その理由は、小文字のほうが使用頻度が高いこと、大文字より小文字のほうが覚えにくいからです。

これも当たり前すぎることですが、必ず英語ノートを購入してください。

英語の学習においてライティングは決定的に重要です。そしてライティングのためには英語ノートは必須です.

アルファベットを完全に覚えきるまでは、8段の英語ノートを使用してください。8段のノートを使用する理由は小文字をはっきりと書くためです。アルファベットのライティングを覚えるためには8段のノート1冊あれば十分です。

毎日練習すると、アルファベットを完璧に書けるようになるまでに、1週間はかからないと思います。

面倒くさがらずに必ず購入してください。そして中学入学までにアルファベット26文字は、大文字、小文字ともに確実に書けるようにしておいてください。中学校へ入って落ちこぼれないためにも、これだけは絶対にやってください。

②小学校で出てきた英単語は全て覚えて書けるようにしてください。

中学校の英語では、小学校で出てきた英単語は全て習って覚えているものと仮定して授業は進んでゆきます。

「小学校では単語を覚えろとは言われなかった」と多くのかたはおっしゃるでしょう。
しかしこれが現実なのです。ある意味騙し討ちです。でも小学校の英単語を覚えていない生徒さんは、中学校の英語の授業が始まると即刻落ちこぼれることになります。

だから英単語は全て覚えてください。読める、わかるだけでなく、書けるようにしてください。

C.トラネコ学習塾の取り組み

トラネコ学習塾の生徒にも、英語の対策を何もせずに中学へ入学した子が結構います。その子たちの英語を見ると、ほぼ全員が全員、非常に悲惨な落ちこぼれが多いです。そこでそれらの子供たちには至急家庭教師をつけて英語の基礎固め、取りこぼしの補填をするようにアドバイスをしております。また家庭教師の紹介もしております。それでも、いったんこぼれてしまったら、立ち直るのは極めて大変なようです。

そこでトラネコ学習塾はそのような悲劇をおこさないために、小学生に対して英語の指導を開始することとしました。

  1. まずアルファベットを完璧にします。これはすぐに終わります。
  2. つぎに英文法の学習です。とくにbe動詞と一般動詞の使いわけ大切です。これが結構曲者で、完全に理解して使い分けができるようになるまでに3ヶ月程度かかります。しかしbe動詞と一般動詞の使いわけができないと英語は終わります。だから徹底的に指導します。
  3. be動詞と一般動詞の使いわけが完璧になると、助動詞canの用法、現在進行形、動詞の過去形へと進みます。ここまでで、中学1年生の英語の文法は終了します。
  4. 上記の文法のマスターと並行して、英単語を覚えてもらいます。1日当たり4単語覚えると、1年間では1千語以上覚えることができます。
  5. 英文法、英単語ともに読みだけでなく、ライティングも徹底的にやってもらいます。ここまでやって中学へ入学すると英語ではほぼ無敵です
  6. やる気のある子、熱心な子には中2の英文法を教えてゆきます。それでも余裕のある子には中3の英文法も教えます。どんどん先取りして進んでゆきます。

D. 学校の教科書の変化

平成から令和にかけて英語の教科書がここまで難しくなりました。
これって、ある意味ムチャクチャです。

平成3年の英語の教科書です

覚える単語はとても少なく文法もとても簡単です。
これなら着実に見につき、こぼれることはありえません。

令和3年の英語教科書です

文法が異常に難しいです。また出てくる単語も非常に多いです。
さらに文章も不必要に長いです。これではこぼれても当然です。

E. トラネコ学習塾の英語指導力

トラネコ学習塾はもともとは数学専門の塾として2022年に誕生しました。

それでは、元数学専門塾の代表がなぜ英語の勉強に口を出すのか理由を説明します。

まず、2021年の指導要領改訂により英語の学習が大変難しくなったことがあります。この改訂により大量の英語難民が発生しております。これは放置できません。

さらに、トラネコ学習塾は数学だけでなく、英語の指導能力も高いからです。

トラネコ学習塾長は東京大学理科Ⅱ類へ、二次試験で英語、理科、現代文はほぼ満点で合格しました。最も得意科目であった数学は6問中4問完答でした。

結果として合格最低点であった440点中220点を100点以上超えていました。

得意科目であるはずの数学で他の科目よりも得点率が低かったのは学習法が誤っていたからです。

他方、英語の学習方法は完璧でした。

自分の学習法の誤りに気付いた塾長は数学の学習法を根本的に改め、改良した学習法により自分の子供2人を国公立大学医学部へ合格させました。

さらに3年かけて学習法を進化させて現在の数学指導マニュアルを完成させました。

現在は算数と数学だけでなく、英語、国語、物理、化学の学習技術と受験技術の研究を行い、情報を蓄積していっております。

上記理由により、英語の中高生の勉強方法に関しては、深い造詣があります。

2022年2月8日

2022年8月3日 一部改訂

2024年10月4日 一部改訂

2025年6月10日 一部改訂

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