高校受験対策数学 / トラネコ学習塾

これがトラネコ数学塾の目標です。（特に、選抜コース。）

なお、ここでいう普通の生徒とは5段階評価でオール3の生徒をさすと考えてください。

「はい、いけます。ただし、日常の勉強をコツコツと続けてください。毎日最低3時間は勉強してください。内訳は、数学1時間、英語1時間、その他の科目1時間です。」

令和3年の埼玉県公立高等学校入学者選抜の状況をあげておきます。

浦和高校の合格者平均点は、公立高校受験者平均点を各科目とも20点程度上回っています。

特に理社は30点近く上回っており、勉強すれば取りやすい科目といえるでしょう。

数学と英語は学校選択問題。
出典：　https://www.school21.jp/column/urawa/urawa-method/ (2022.2.17)

ここで問題になるのは数学です。

埼玉県公立高校入試の数学の問題が難しいのは有名ですが、浦和高校合格者平均でも74点です。

合格するためには平均点をとる必要はなく、ボーダーで入ればいいのです。数学70点は十分ボーダーに達していると考えられます。

では数学で70点を確実に取るためにはどうすればいいのでしょうか？

埼玉県の公立高校入試の過去問はこちらからダウンロードしてください。

さらに高校入試学校選択問題への対策はこちらの動画をご覧ください。

結論を申し上げます。

数学の学校選択問題の約7割は教科書の例題または類題レベルです。いくら難しくても章末問題レベルです。

試験の問題ナンバーでいうと、大問1の殆どの問題と大問2、3，4の（１）です。この傾向は毎年同じですから、今後も変わらないと考えてよいでしょう。

上記の問題は確かに基礎の確認のようなもので易しいのですが、正確に速く解く必要があります。より具体的に言うと、大問1を早くて20分、遅くても30分で通過する必要があります。

そのためには、中学3年生になって勉強を始めても間に合わないと思われます。その理由は範囲が広すぎるからです。

定期テストの時に、各単元を入試対策と考えて、徹底的に理解しかつ演習を行い、1問を1分程度で解けるように練習しておくことがとても大切です。

入試対策はこれだけで十分なのです。特別な学習は不要と考えます。

しかし、2022年度は学校選択問題の難化が見られました。そのために、教科書準拠問題集よりもハイレベルな問題集を使用してある程度の対策をたてます。

どうしても数学で80点以上の高得点を確実にとりたい、他の科目が苦手だから数学で合格したいという方は入試専用の問題集を購入してかなりの時間を費やして入試対策を行う必要があります。しかし、これには膨大な時間と労力がかかります。

教科書の定期テスト対策だけで70点を確保できるようにしておくだけなら、普段の勉強でできるし、定期テストの時に少しだけ気合を入れて勉強をすればいいので大変効率的です。

数学で入試のために余計な勉強をする必要はないので、空いた時間を他の科目へ回せます。あとは、たまーに教科書や問題集を見直して、解き方および解いた記憶を忘れないようにしておけば十分です。

再度繰り返します。数学の入試に関しては、学校選択問題では平常授業だけで70点取得を目標にします。70点までなら、大した労力はなく得点可能です。

ただし、70点以上を取るのはもちろん可能です。70点を確保して、時間の余裕があれば、点数は取り放題です。今は70点を確実に取ることを述べています。　

しかし、70点を確実に80点にするとなると、10点を上げるために大きな労力がかかります。さらに80点を90点に上げるとなると、よほど基礎学力が完成しているお子さんでない限り、必要とされる時間は跳ね上がると思います。

しかし学校選択問題の数学で80点以上をめざすよりは、そのために必要と考えられる膨大な時間を他の科目へ回したほうが遥かに効率的だと思います。

トラネコ数学塾は全てを合理的に考えます。受験の時間配分も合理的に考えて、最小の必要時間で合格する方法を考えるべきです。